『各競馬場ごとに特徴や傾向が違うけど、1つの距離に絞ったデータが知りたい』
競馬の知識も大分深まってきた方も多いと思います。
競走馬の特徴や戦法、各競馬場ごとの傾向など沢山の要素が競馬には詰まっていますよね。
- 1つの距離に絞ったデータを知りたい
- 騎手や調教師の成績は?
- どの血統が好走しやすいの?
このように、気になることがたくさんあるのではないでしょうか?
ということで今回は、『中山ダート1200mの特徴とは?騎手、血統、枠順別データ傾向まとめ』ということで、中山競馬場のダート1200mに重点を置き徹底解説していきます。
今まで1つの距離に絞った傾向などに目を向けた方は少ないでしょう。
せっかくの機会ですから、中山ダート1200mをまずはマスターしていきたいと思います。
中山競馬場をとても難しいと感じていた方は、是非今回ご紹介するデータを参考にして頂ければ、予想精度や馬券的中率の向上に繋がるでしょう!
目次
中山ダート1200mの特徴と予想ポイント!重馬場レースでは荒れるのか?

中山競馬場のダート1200mのレースって結構多いですよね。
前回の中山競馬場についてのご紹介では、大まかに解説させて頂きました。
今回は更に深く、ダート1200mのみに絞っていきます。
実際にもっと細かく見てみると、より分かりやすい特徴やポイントが非常に出てくるのです。
そして重馬場というと荒れるイメージですが実際はどうなんでしょうか?
こういった所にも注目していきましょう!
中山ダート1200mの特徴
それではまず、中山競馬場のダート1200mについてご紹介。
中山競馬場のダート1200mのコースは、向こう正面2コーナー角付近から芝スタートのコース。
3コーナーまで緩い下り坂が続き、最後には中山競馬場特有の急坂があります。
スタート後少しの間、芝コースを走る為、より長く芝コースを走る事が出来る外枠が優勢な傾向です。
そして1200mという距離ですので、スタートから忙しく、基本的にハイペースとなります。
直近5年間で見ても、7~9割程がハイペースのレースとなっているのです。
ハイペースとなった場合、前が総崩れの展開と思う方も多いと思いますよね?
しかし中山ダート1200mでは、追い込み馬の好走は少ないんです。
その理由は直線の短さにあります。
中山競馬場のダートコースの直線は、わずか308mしかありません。
この為、ハイペースになった場合でも、追い込み馬が届き辛いコースということなんです。
逃げ馬・差し馬の好走率はほぼ互角で、抜けて成績の良い脚質は、先行馬になります。
ハイペースで逃げ馬を見ながら、好位で立ち回れる先行馬中心という感じですね!
このように、中山ダート1200mは特徴がハッキリしていますので、これらを理解していれば比較的予想がしやすいコースです。
中山ダート1200mの予想ポイントは?
上記の中山ダート1200mの特徴を踏まえた上で予想ポイントは何なのか?
ズバリ、中山ダート1200mの予想ポイント。
人気関係無しに、逃げ馬・先行馬には要警戒。外枠もしっかり注意しましょう。
しかし外枠が良いとは言いましたが、クラスが上がるにつれ、内枠も差が無くなります。
ですので下級条件でしたら外枠、3勝クラス以上では五分五分ということを覚えておいてください。
そして中山コースは、直線の急坂もある為、最後の坂も軽々こなせるパワー・スタミナが必要になります。
ですのでスピードタイプの馬よりも、パワー・スタミナタイプの馬を中心に考えましょう。
以上が中山ダート1200mの予想ポイントになります。
血統や枠順別などはこの後ご紹介していきます!
中山ダート1200mの騎手リーディング!調教師・枠順別の成績や回収率は?

ここまでで中山競馬場ダート1200mについての基礎知識はお分かり頂けたと思います。
続いては、中山ダート1200mで成績上位の騎手、そして調教師や枠順データについて詳しく見ていきましょう!
中山ダート1200mの騎手リーディング
まずは中山ダート1200mの騎手成績からです。
今回は、直近3年のデータを使用しご紹介していきます。
第5位:戸崎圭太騎手。17勝・2着13回・3着13回です。
第4位:大野拓弥騎手。18勝・2着13回・3着16回の成績。
第3位:武藤雅騎手。19勝・2着12回・3着11回です。
第2位:田辺裕信騎手。23勝・2着16回・3着21回と頭1つ抜けています。
第1位:三浦皇成騎手。30勝・2着18回・3着21回とズバ抜けた成績です。
このように数字で見てみると三浦皇成騎手の信頼度が非常に高いのがお分かり頂けたと思います。
各騎手それぞれ得意コースや不得意コースがあるので、このような数字も軽く見るだけで、予想精度がまた1つ向上するでしょう。
中山ダート1200mの実績が豊富な調教師は?
騎手の成績はお分かり頂きました。
実際数字で見ると結構な差がありますよね。
これはレースを見ているだけでは中々気づけない事です。
データを見るというのも本当に大切ですね。
続いては調教師のデータを見ていきましょう!
第5位:武藤善則調教師。17勝・2着11回・3着7回です。
第4位:矢野英一調教師。18勝・2着16回・3着14回。
第3位:加藤征弘調教師。20勝・2着15回・3着5回です。
第2位:伊藤圭三調教師。20勝・2着24回・3着17回と好成績。
第1位:中館英二調教師。22勝・2着13回・3着6回です。
騎手としても名手であった中館英二調教師が堂々の1位でした。
しかし複勝圏内トータルで見ると、第2位の伊藤圭三調教師の成績が圧倒的な事が分かりますね。
複系馬券で購入する際は伊藤圭三調教師を信頼するのが吉ではないでしょうか?
中山ダート1200mの枠順別データ
騎手・調教師の成績は、もう完璧ですね。
こういった普段見ない所にもデータが沢山詰まっています。
それでは次に、枠順別データを見ていきましょう。
本当に外枠が優勢なのでしょうか?
実際に数字で見ていきます。
枠順:1着-2着-3着-着外/出走回数という見方です。
1枠:84-70-72-969/1195
2枠:70-67-72-1028/1237
3枠:75-85-86-1006/1252
4枠:63-64-78-1059/1264
5枠:84-91-74-1017/1266
6枠:88-82-88-1015/1273
7枠:86-84-92-1012/1274
8枠:91-96-76-1011/1274
という数字になります。
1着率という点だけで見ればやはり中凹みで、1枠8枠の成績が非常に優秀です。
しかし連対率で見ると1枠も比較的良いですが、5枠~8枠が非常に高い数字となっています。
このことからやはり細かい数字で見た場合でも外枠が優勢な傾向であるというのは間違いないということです。
このように複数のデータを組み合わせる事で、より正確な予想が出来るようになります。
是非みなさんも、このように1つずつ組み合わせてみて下さい!
中山ダート1200mの傾向データ!血統・人気別の成績や回収率は?

ここまで、中山競馬場ダート1200mの特徴、そして騎手や調教師の成績についてご紹介してきました。
このようなデータは普段見ていないという方も多いのではないでしょうか?
多くの方が直近の成績や有名な騎手、馬で決めていると思います。
しかしこういった決め方の予想というのは、根拠が無く、適当な予想なんです。
そしてその適当な予想を繰り返しているだけでは、予想精度は一切向上しません。
競馬で本気で勝ちたいと考えている方は、しっかり1つ1つのデータ、そして1頭の馬にじっくり目を向けて下さい。
ということでここからは、予想の最深部まで掘ってみていきます!
中山ダート1200mを血統から見る
みなさんが1番難しいと考えるのがこの血統という部分だと思います。
自分が生まれる前の馬は分からないよ…実際に見た事もないし。という方が非常に多いでしょう。
確かにその通りで、実際に見た事が無い馬に関しては分からないのは当り前です。
しかし、現代のインターネット社会では便利な事に、レース動画を視聴することができますよね。
更には成績なども調べれば簡単に出てくると思います。
このように知らない馬でも、すぐに調べられるんです。
分からないというのは調べる気が無いということですから、是非みなさんもしっかり調べてみましょう!
では中山ダート1200mの血統別成績を数字で見ていきます。
順位:種牡馬:1着-2着-3着-着外/出走回数の見方です。
第5位:ヨハネスブルグ:19-17-10-131/177
第4位:ゴールドアリュール:22-18-15-146/201
第3位:キンシャサノキセキ:30-31-33-251/345
第2位:サウスヴィグラス:31-38-42-353/464
第1位:ヘニーヒューズ:40-17-26-195/278
という数字になっています。
1位のヘニーヒューズは出走回数を考えると圧倒的な数字ですね。
そしてダートと言えばサウスヴィグラス、安定感は健在です。
ゴールドアリュールやキンシャサノキセキも好成績を挙げていますから、血統というのが非常に重要な要素というのがこれでお分かり頂けますね。
ディープインパクト産駒だからどこでも強いというわけではないんです。
事実中山ダート1200mではディープインパクト産駒はランクインしていません。
そもそも芝向きの種牡馬という事ですから、そういった配合をあまりされないというのもあります。
このようにダートはダート、芝は芝の配合であったり、各コース毎に成績が良い種牡馬が全く異なるのです。
血統で考えるというのは本当に1番難しい事なので、まずは1頭ずつゆっくり覚えていきましょう!
中山ダート1200mの人気別データ
それでは最後に人気別データを簡単に見ていきましょう。
中山ダート1200mは荒れるのか?それとも堅いのか?
人気:1着-2着-3着-着外という見方です。
1番人気:218-113-73-235
2番人気:109-113-94-323
3番人気:84-85-81-389
4番人気:67-55-85-432
5番人気:48-65-64-463
6番人気:31-46-65-496
7番人気:14-44-49-532
8番人気:17-33-32-558
9番人気:14-21-32-571
10番人気以下:39-64-63-4118
このような数字になります。
パッと見て頂いただけで比較的堅い決着になるのが分かりますね。
上位人気は非常に崩れにくい傾向であるでしょう。
そして気になる所が、6番人気と7番人気の差です。
7番人気以下になると勝率がガクっと下がっているのにお気づきでしょうか?
中山ダート1200mでは人気で見ると6番人気迄の馬を軸に購入すると非常に良いですね。
このように人気というのも普段、予想ではあまり気にする必要はないと何度かお伝えしていますが、実際に数字として見ると少し面白いですので、見る程度には良いと思います。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、『中山ダート1200mの特徴とは?騎手、血統、枠順別データ傾向まとめ』ということで1つの距離に絞ったデータについて詳しくご紹介させて頂きました。
みなさん普段全く気にしていなかった所も多いと思います。
そして、そこが予想の1つの要素として重要だという事がお分かり頂けたでしょう。
このように1つ1つの細かい要素を全て組み合わせて、ようやく1つのしっかりとした予想が完成するのです。
最初は難しいかもしれませんが、調べてみると意外と簡単ですし、ゆっくり1つずつ組み合わせる事で、楽になりますよ!
ということで今回は中山ダート1200mについて徹底解剖してみました。
コメントを残す