『中山競馬場ってどんな特徴や傾向があるの?難しい競馬場のイメージ』
これまで、東京競馬場・中京競馬場・新潟競馬場・福島競馬場とご紹介してきました。
中央競馬には、まだまだたくさんの競馬場があります。
有馬記念や中山大障害・中山グランドジャンプなど名物レースの開催地としても知られる中山競馬場。
そんな中山競馬場、一体どんな競馬場なのか気になりますよね。
- 中山競馬場の特徴は?
- どんな重賞レースがあるの?
- 中山競馬場の予想のコツは?
このように、気になることがたくさんあるのではないでしょうか?
ということで今回は、『中山競馬場の特徴とは?芝・ダートコース別の特徴と配当傾向』について詳しくご紹介していきます。
せっかくならやはり全ての競馬場の特徴を覚えたいですよね。
競馬初心者の方や競馬勉強中の方は、是非今回ご紹介する内容を覚えて頂ければ、今後色々な面で役に立つと思います!
目次
中山競馬場の最大の特徴とは?主な重賞レースと配当傾向をご紹介!

中山競馬場は、千葉県船橋市にあります。
東京競馬場と同じ関東にある競馬場ですが、中山競馬場は右回りコースとなっています。
中山競馬場の特徴や傾向はどんなものがあるんでしょうか?
みなさんも気になっているでしょう。
ということでまずは、中山競馬場の特徴や重賞レースについてご紹介いたします!
中山競馬場の特徴
中山競馬場ってどんな特徴があるの?
中山競馬場の特徴は、
- 日本一の高低差
- 短い直線
- 外回りの特殊なコース形態
この3つが非常に大きな特徴になります。
中山競馬場は、日本の競馬場の中で1番高低差が大きい競馬場です。
その高低差は、芝コースで5.3m・ダートコースで4.5mにもなります。
そしてゴール前の直線は急な坂もあり、内回り・外回りコースもあります。
外回りのレースでは特殊なコース形態から予想が難解になることが多いです。
日本一トリッキーな競馬場の為、適正や戦法が非常に大切な要素になってきます。
このように中山競馬場は、他の競馬場とは全く違うので注意が必要です!
中山競馬場で開催される重賞レースとは
中山競馬場で行われる重賞レースとは一体何があるのか?
G1競走を中心にご紹介していきます。
・皐月賞(G1)3歳 芝2000m
3歳牡馬クラシック1冠目として有名な皐月賞。
1番速い馬が勝つと言われています。
・スプリンターズステークス(G1)3歳以上 芝1200m
秋の国内短距離王を決める一戦で、このレースを皮切りに秋のG1開催が進んでいく、季節の変わりを感じさせるレースです。
・有馬記念(G1)3歳以上 芝2500m
競馬ファンから一般の人まで、幅広く知れ渡るこのレース。
トリッキーな2500mでの国内最強馬の争いは、見応え満点です。
・ホープフルステークス(G1)2歳 芝2000m
2歳G1は阪神JFと朝日杯FSの2つが施工されていましたが、近年新たにホープフルSが創設されました。
2歳中距離王を決める一戦。
・中山グランドジャンプ(J-G1)4歳以上 芝4250m
春の障害チャンピオンを決める一戦。
大障害コースの飛越や長い距離でのせめぎ合いは、迫力・見応え共に満点です。
・中山大障害(J-G1)3歳以上 芝4100m
障害チャンピオンを決める最後の一戦。
春の王者が暮れも制すのか?新たな馬が台頭してくるのか?
中山GJ同様見応え満点なレースになります。
J-G1競走も含めれば、合計で6つのG1競走も行われており、更にG2・G3競走の数も豊富です。
中山競馬場は独特な条件のレースも多く、見ていて全く飽きません。
トリッキーなコースならではの戦略も多々あり、とても面白い競馬場なので是非注目して頂ければと思います!
中山競馬場【芝コース】の特徴を解説!距離別コースの特徴とは?

ここまで中山競馬場の特徴や重賞レースについてご紹介致しました。
どういった特徴なのかお分かり頂けたと思います。
では、芝のコースはどういう特徴があるの?ダートの特徴は?など、もう少し深い所も知りたいですよね。
ここからは更に細かく、各コース別の特徴や予想のコツについてご紹介していきます!
中山競馬場【芝コース】の特徴
中山競馬場の芝コースの特徴は?
中山競馬場が凄く特殊なコースというのはみなさんお分かり頂いていると思います。
芝コースの最大の特徴。
①直線が短い
基本的に競馬場は直線の長い所が多くメインの開催場という認識があると思います。
しかし中山競馬場は、直線が310mと非常に短いコース形態です。
②最後の直線の坂
最後の直線が坂になっているのは、どの競馬場でも比較的あることですよね。
中山競馬場も同じで坂があります。
ですが凄く短い距離で高低差が2mもあります。
並みの馬では最後とても厳しくなるので、これをこなせる馬というのは、素晴らしい脚力があると言えるでしょう。
③内回り・外回りの違い
内回りコースは他の競馬場と同じ一般的なコース形態をしています。
しかし外回りコースは、おにぎりのような形のコース形態をしており、長いカーブが続くのです。
適正や騎手の腕が非常に求められます。
中山競馬場の芝コースでは、この3つが芝コースでの大きな特徴であると言えるでしょう!
各距離毎の特徴
中山競馬場の芝コースの特徴はお分かり頂けたましたね。
次は芝コースの距離別の特徴を簡単に見ていきましょう。
中山競馬場の芝コースで行われる距離は、1200m・1600m・1800m・2000m・2200m・2500m・3600mの計7種類になります。
中山競馬場の全体として把握しておきたいのは、ディープインパクト産駒は分が悪いということです。
・1200m→短距離だからスピードと思いがちですが、実はパワーが求められます。
スタートから4コーナーまでカーブが続くものの、若干外枠が優勢な傾向です。・1600m→最後の直線以外ほぼカーブという特殊なコースで、これだけ長いカーブになると内枠が圧倒的有利になります。
直近成績が振るわず全く人気が無い馬でも、中山と相性が良ければ通用することも多いです。・1800m→スタート後にいきなり急坂を登ります。外回りではなく内回りコースになるので、内枠の逃げ・先行馬が比較的有利です。
・2000m→こちらも内回りコースとなり、比較的内枠有利という傾向です。スタミナ豊富な馬がしっかりと結果を出せます。
・2200m→1800m・2000m同様に中距離のレースですが、2200mは外回りコースを使用します。ステイゴールド産駒が好走しやすい傾向です。
・2500m→グランプリコースとしても知られているこの2500m。内枠先行馬が非常に有利なコース形態となっています。
・3600m→中央競馬の平地レースでは最長距離のコースです。得意な馬はとことん得意なコースですので、前年の好走馬などが翌年もそのまま同じように入線する事が非常に多いです。
このように各距離毎、傾向が全然違うのがお分かり頂けたと思います。
その為中山競馬場を一括りとして覚えるのではなく、距離毎に1つ1つ違うものとして覚えていきましょう!
芝コースの予想のコツ
これだけ距離毎に傾向が違ったら予想できない。
このように思う方も多いですよね。
ではどういう風に予想をすればいいのか?
簡単な方法をご紹介します。
中山競馬場の1つの認識として、ディープインパクト産駒は分が悪いと先ほどご紹介しました。
それを元に予想をしていきましょう。
何故ディープインパクト産駒が分が悪いのか、それはディープインパクト産駒はスピードや瞬発力の高い馬が多いからです。
東京競馬場では、圧倒するディープインパクト産駒でも、中山競馬場のようなパワーを必要とするコースでは厳しくなります。
ではパワーやスタミナ血統は何なのか?
代表的なのはステイゴールド産駒になります。
そして、ゴールドシップやマツリダゴッホなどのパワー・スタミナに寄った血統が非常に良いです。
簡単に言えば中山得意だった馬の子供は中山が得意という感じですね。
これだけ覚えておいて頂ければ非常に予想が楽になるでしょう!
中山競馬場【ダートコース】の特徴を解説!距離別コースの特徴とは?

これで芝コースについては完璧にマスターしましたね。
距離が違うだけでここまで傾向が変わるとは思っていなかった方も多いと思います。
それだけ中山競馬場は特殊なコース形態なんですね。
それでは最後にダートコースもしっかり覚えて、中山競馬場を攻略していきましょう!
中山競馬場【ダートコース】の特徴
中山競馬場のダートコースは、ローカル開催場とサイズ的にはあまり変わりません。
ならば小回りのローカル開催で結果を出してる馬が良い?と考える方もいるでしょう。
しかし中山競馬場のダートコースは、非常にタフなコースです。
その為、かなり高いレベルのスタミナとパワーが必要になります。
このように見た目は、ローカル開催場と変わらないですが、全く違うんですね!
各距離毎の特徴
それでは芝コースに続きダートコースも各距離毎の特徴を見ていきましょう。
中山競馬場のダートコースで行われる距離は、1200m・1800m・2400m・2500mの合計4種類です。
・1200m→芝スタートのコースになり、一般的なコースと変わりません。比較的外枠が相性良い傾向にあります。
・1800m→コースを丁度1周する距離で、直線の急坂を2度こなす必要があるので、少し特殊です。
既に同じコースで好走歴がある馬に注目してみると非常に良い結果になるでしょう。・2400m→ダートでは長距離となるコース、内枠や先行馬が少し優勢です。
・2500m→2400mよりも長くなりますが、傾向としては2400mと変わりません。
このようにダートコースでは1800mが少し特殊な傾向があるだけで、他はあまり変わらないです。
芝コースに比べればダートコースの方が楽に予想出来るのではないでしょうか。
ダートコースの予想のコツ
それではダートコースの予想のコツを最後にご紹介。
ほぼすべての施工距離で、内枠・先行馬が有利と言っていいでしょう。
1200mに関しては、やや外枠優勢ですが、内枠でも全く問題無いです。
そして中山競馬場全体でリピーターが多い傾向にあるので、1度同じコースで好走歴がある馬は要警戒が必要になります。
これらを全て考えて予想を構築していきましょう!
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、『中山競馬場の特徴とは?芝・ダートコース別の特徴と配当傾向をご紹介』ということで中山競馬場の特徴について解説させていただきました。
全てご覧頂いた方は、中山競馬場って本当に特殊なコースという事がお分かり頂けたと思います。
内回りは一般的ですが、外回りは他には無いですからね。
今まで中山競馬場で悩んでいた方も、是非今回ご紹介した内容を参考して頂き、予想に活用して頂ければと思います!
ということで、今回は中山競馬場の特徴についてのご紹介でした。
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